こんばんは、ぽて吉です。
ジメジメの季節で嫌ですねー。
季節の変わり目でしっかりと風邪を引来ました。この時期に風邪引くといろんな意味で厄介です。
ところで、犬は風邪ひきませんが、この時期から気をつけたいのが“熱中症”ですね。
今日は熱中症についてのお話です。
まだ暑くなくない?
って思ってません?それって人の感覚ですよ。
動物は毛皮きてますからね。
それ込みで温度管理をしないとすぐに熱中症になります。
そのことを考えていない人が多すぎる気がする。。。
昼のサンサンと太陽が降り注いでいる中、犬を散歩している人を見るとこっちが倒れそうです。
後は、窓開けてるから大丈夫って思って出掛けちゃう人もたまにいます。
帰ってきたら倒れてたなんてこともありますから、温度管理はきちんとしましょう!マジで!!!
熱中症って?
もともと動物は体温を一定に保つような調節機構を持っています。
大体38〜39℃くらいが犬・猫の正常体温です。
この体温調整機構が何らかの原因で破綻して高体温状態が持続、それが色々な臓器にダメージを与える状態のことを熱中症と呼びます。
原因は色々ありますが、やはり多いのが、高温多湿状況への放置、或いはその環境下での運動が第一に挙げられます。
さらに、短頭種や大型犬はそのリスクがさらに高いとされています。
ちなみに、人では熱中症にならないように、日常生活における行動指針が締めされており、
25℃以上の気温で、すでに“要注意”とされています。
(日常生活における熱中症予防指針 ver. 3 日本生気象学会, 2013)
ということは、動物はもっと前から気をつけなければならないということですね!
症状は?
明らかに熱中症と診断されるものに関しては、重篤な症状を示します。
40℃以上の高体温を始め、ぐったりして、意識が曖昧もしくはない、呼吸も荒いことがあります。
こういった状態はいわゆる“ショック”状態で、最終的に多臓器不全に陥り、死に至ります。
多少良くても、脱水症状がひどくてふらついたり、嘔吐、下痢(血便)などの症状が見られます。
なので、暑い中出かけて具合が悪いなんて時はすぐに病院に行ってください。
ていうか、暑い中出歩かないでください。カートで散歩とか、水辺に遊び行くからとかもダメ
特に短頭種は本当に気をつけて!!!!
でもなっちゃったらどうすんの!?
まずは冷やす、、、ではなく、体温を測定しましょう。
最近ある、非接触型ではダメです。いわゆる体温計で直腸の温度を測る必要があります。
ただ、危なくてできないなんて場合は、無理せず病院へ。直腸傷つけたら危ないので。
無事にできたとして、40℃以上の熱があったら冷やし始めます。
家でやるとしたら、濡らしたタオル or 水で体を濡らしてから、扇風機で冷却がいいと思います。
氷枕的なもので冷やすのもありです。その場合は、内股・首元・脇の下がいいと思います。
当然、エアコンも入れましょう。
ここで気をつけなければならないのが、冷やしすぎに注意!ってことです。
なので、体温を事前に測っておく必要があります。高体温も低体温もかなり良くないです。
具体的には、40℃あった動物が冷却されてきて、39.5℃くらいになったら少し冷却を止めます。
そこでまた時間をおいて体温を測って、やっぱりまだ高い場合はもう少し冷却します。
冷えるのに10分〜くらいはかかるので、その間に間に病院に電話して、指示を仰ぎましょう。
その後の治療は?
病院では、体温管理しつつ、点滴をすることが多いです。
この病気はショック状態から最終的に多臓器不全を引き起こすことがあるので、
他にも色々な治療が必要になります。
まとめ
この病気は飼い主が気をつけていれば、滅多に起こることがない病気です。
にも関わらず、毎年のように来院するのは、最初に書いた意識の違いが大きいと思います。
「涼しいからエアコン入れなくても大丈夫」
「気温が25℃くらいで過ごしやすいから、散歩に行って遊ばせよう」
「寝るときは寒いからエアコン切ってもいいよね」
「ちょっと車において置くぐらいならいっか」
これが1番危ない。
温度管理は徹底しておこなう。これが今日1番言いたいこと。
ただ、これ読んでくれてる人は意識高いので大丈夫!ってことでいいですよね。
以上、温度管理を怠ったため、風邪をひいたぽて吉でした。
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