こんばんは。風邪っぴきで更新が滞っておりました。ぽて吉です。
今風邪をひくとコロナに罹っているんじゃないかってドキドキしますよね。
人と会わないと成立しない仕事なのでヒヤヒヤです。ちなみに検査結果は陰性でしたよ！！
そんなわけで、巷ではコロナといえばワクチンの話題ですね。
そんなわけで今日はワクチンアレルギーについてのお話です。
先に行っておきます。ワクチン打って具合が悪くなっている犬・猫の飼い主さんは、
いますぐ病院に直行です！！
ワクチンアレルギーって怖いよね
アレルギーって当然ワクチン以外にもあるんですが、僕らがよく遭遇するのがワクチンアレルギーです
皆さんにとっては年に1回のイベントなので、意外と気楽に受けにくる方が多い印象ですが、
獣医さんみんな結構ドキドキしてますよ。（ボクだけ？？）
というのも、やはりワクチンアレルギーがいつ起こるかわからないし、
起こったら結構大事になるので、めちゃめちゃ神経使ってます。
あんまいうことじゃないかもだけど、打ってすぐ帰っていいよって獣医さんはちと怖い
ていうか今までアレルギーの経験ないのかな？？ボクは怖くてできません。
必ず、30分くらいは病院の近くにいてもらうし、必ず問題ないことを診てから帰っていただきます。
ていうか、オレ、ワクチンアレルギーに出会う確率が高い気がする。。。。
年1回は経験してる。。。。ていうか今日も出たし。。。。。。。。
なので、顔はニコニコ、足はガクブルしながらワクチン打ってる小心者です。
ワクチンアレルギーってなんなん
アレルギーっていうのは、体内に入ってきた異物に対する防御反応が過剰に起きている状態です。
そもそもワクチンは、この防御機能を使って、体内に免疫を成立させるためのものなので、アレルギー起こしやすいんですよね。
その中でも怖いのが、アナフィラキシーって呼ばれる状態で、
「アレルゲンなどの侵入によって、体内の複数の臓器に全身性にアレルギー反応が惹起され、生命に危機を与えうる過敏反応」（Sampson HA., et. al., 2006）
と定義されています。
つまり、“アナフィラキシーマジでやばい”ってことです。
そして私は、これを何度も経験しています。
なのでワクチン怖い。
どんなんなっちゃうの？
まず、重症から。
アナフィラキシーは急にやってきます。
大体、ワクチン打ってから30分以内に起きることが多いです。なので、30分病院で待機してもらう！
症状は、ふらつき・転倒、気を失う、ぐったりする、呼吸がおかしいなどなど
見ているだけでやばそうなのわかりますよね！？
こうなった場合は、救急治療が必要になります。
中くらいのやつ。
顔がパンパンに腫れて、めちゃくちゃ痒がります。呼吸も苦しそうです。
喘息持ちの方はわかると思いますが、喘息の時と同じヒューヒューする呼吸です。
めちゃくちゃ苦しいです。そうです、喘息持ちです。さらに猫アレルギーです。
この状態は放っておくと、重症化することがあるので、これも救急治療が必要
1時間以内くらいになることが多いです。
軽症だと、嘔吐・下痢、痒みがあります。
これもやっぱり治療しますが、比較的すぐ落ち着くことが多いです。
ちなみに、日本では、ミニチュアダックスが多いみたい（Ohmori K. et. al., 2005）
さらにちなみに、あんまり多くないですが、ネコもなりますからね！
これも経験ありますから！！めっちゃ大変でしたからね！！！！
じゃあワクチン打ちたくないんだけど
そうですよね。ぼくも打たなくていいなら打ちたくありません。
でも、打っとかないとそれはそれで死んじゃう病気にかかるから打たないとなんですよね。。。
なので、ぼくは迷っている方がいたら、“抗体価測定”をお勧めしてます。
これまたなんぞやって話になってしまうので。後日お話しします。
なんか対策ないの？？
ここ1番重要。
明日ワクチン打つ人必見
- 去年のワクチン打った後がどうだったか思い出す。 → 何か異常があったなら要相談
- 午前中に予約をとる → 夜中になんかあったらなんもできない
- 時間がある日に打つ → すぐ帰っちゃうとか論外。最低2時間は良く観察しておく
- 体調が悪い日は避ける → 当然
こんな感じです。きちんと対策とっていてもなるときはなります。
打てる手は打つ。
まとめ
ワクチンアレルギーは怖いです。
だからといって怖がって何もしないとそれはそれで良くないです。
きちんと知識を身につけて、正しい対処ができるようにしましょう。
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