呼吸が荒い?その2 ブヒ犬たちの持病「短頭種気道症候群」 

こんにちは、ぽて吉です。

前回は“呼吸が早くなる”病気についてお話しさせて頂きました。

なので、今回はその続き、“呼吸音がおかしい”病気について簡単にお話しいたします。

短頭種ってかわいいよね

なんでしょうかあのフォルム、何にも変えられない形をしてますよね。

基本的に能天気だし、よく食べるし、おならして知らん顔するし。

短頭種ってだけで色々許せてしまいますよね。

でも夜中いびきがうるさいんですよね。。。日中もブヒブヒ文句言ってるし。

あれ、短頭種は普通だと思ってませんか?あれは異常な呼吸なんですよ。

短頭種気道症候群って何ですか

短頭種は生まれながらにして頭や首の構造が他の犬種とは異なっています。

短頭種気道症候群はその解剖学的な異常から発生する様々な症状の総称です。

いくつか代表的なものを挙げてみます。

①外鼻孔狭窄 

さて、皆さんの犬の鼻はどれでしょう!

1番上の段以外を選んだ方!それはもう“外鼻孔狭窄”です。

ちなみに、左から、パグ・フレブル・ブルドックです。

そして上から下にかけて正常・軽度・中等度・重度ってなってます。

これ普通だと思ってる方結構いますよね。

②軟口蓋過長症

短頭種っていびきうるさいですよね。あれは症状のひとつです。

皆さんの喉の奥にある柔らかいぶら下がっているやつなんて呼んでますか?

僕は恥ずかしくて“のどちんこ”って言えません。なんでみんな普通に言えるんでしょう?

あれが軟口蓋ってものです(厳密にはその一部)。

あれが物凄く大きくなってきたら苦しいと思いません?

短頭種はそれが常に起きていることが多いのです。

他にも色々ありますが、割愛。

つまり、生まれながらの構造的な異常のせいで色々な症状が出る病気なのです。

症状は?

これが色々あって、

  • 激しい呼吸、興奮してガハガハいう
  • いびき
  • 散歩嫌い
  • やたらと吐く、下痢する
  • 食欲ない
  • 倒れる

この病気、息が苦しいのはわかりやすいのですが、

もともとこういうものだと思っている人が多くてあまり治療が必要な病気と認識されていません。

加えて、この病気は消化器症状も出すのが皆さんご存知ありません。

さらに喉が詰まって倒れることもしばしばあるし、何せ熱中症になりやすいです。

つまり、治療が必要な病気ってことです。

治療法は??

基本的に外科手術が必要な病気だと思って下さい。

具体的には「鼻の穴を広げる+伸びてる軟口蓋を切除する」手術をします。

また、この手術はなるべく早い方(1歳未満)で行う方がいいとされています。

Harvey CE: Upper airway obstruction surgery, JAAHA 18:535-567, 1982.

この論文だと、外鼻孔狭窄と軟口蓋過長を切除した場合の改善率は、

1歳齢未満が96%、それより高齢だと改善率が69%と低くなることが示されています。

また、内科的に管理する方法としては色々な薬を使ったり、ダイエットしたり、ネブライザー(子供の時よくやった蒸気を吸入するあれ。僕だけ?)を行います。

しかしながら、これは症状を良くするだけで一生治りません。

まとめ

今回は短頭種気道症候群についてだいぶざっくり説明しました。

手術が必要な場合が多いので、必ず獣医さんに相談してみてください。

熱中症が多くなる暑い季節の前に行きましょう!!

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